家族間の関係について

こうした家族間の狭い関係を「縦」の関係とすると、自助グループでの出会いは「横」のつながりであると竹田は述べている。摂食障害という同じ経験を持った者同士、年齢や身分の差をこえて同じ立場で意見を共有することができる。他者と比較することにより、自らを客観的に見ることが可能となる。そして客観的な思考は社会の価値観に疑問を抱き、問題点を見つけるようになる。

こうした「横」の関係を築いていくことによって摂食障害のベクトルを外へと向けていくことが回復のカギではないかと竹田は考えている。そしてベクトルを外へと向かわせる具体的な作業として、「思っていることを言葉にする」ということが重要あると主張している。